「40歳近くから未経験の企業へ転職できる?」
「薬剤師として病院勤務しか経験がなくても、製薬会社へ行ける?」
39歳女性薬剤師の転職体験談として参考になるのが、Oさんの公開事例です。
Oさんは兵庫県の病院で薬剤師として勤務していましたが、以前から希望していた企業への転職に挑戦しました。
転職後は製薬会社の生産管理に関わる仕事へ進み、年収は500万円から450万円へ50万円下がっています。
それでもOさんにとって重要だったのは、年収アップではなく、長年希望していたキャリアへの挑戦でした。
しかも企業未経験の39歳という厳しい条件のなか、6社目の応募で内定しています。
この記事では、公開情報をもとに、39歳女性薬剤師が約6か月の転職活動で製薬会社への転職を実現した流れを整理します。
※本記事は当サイト独自のインタビューではありません。マイナビ薬剤師の公開事例を要約・再構成し、公開情報で確認できない細部は推測していません。
39歳女性薬剤師の転職体験談|転職でどう変わった?
病院から製薬会社系職種へキャリアチェンジ
この39歳女性薬剤師の転職体験談の転職前後を比較すると次のとおりです。
| 項目 | 転職前 | 転職後 |
|---|---|---|
| 年齢 | 39歳 | 39歳 |
| 性別 | 女性 | 女性 |
| 勤務地 | 兵庫県 | 兵庫県 |
| 業種 | 病院・クリニック | 品質管理・品質保証・PV・薬事 |
| 雇用形態 | 正社員 | 正社員 |
| 年収 | 500万円 | 450万円 |
| 年収差 | ― | -50万円 |
| 転職理由 | キャリアチェンジ | 企業勤務を実現 |

親記事でも、この事例は年収500万円→450万円、50万円ダウンのキャリアチェンジ事例として整理されています。
数字だけを見ると、条件が悪くなった転職にも見えます。
しかし、Oさんの目的は年収を上げることではありませんでした。
学生時代から希望していた企業で働くことが最大の目的だったのです。
39歳女性薬剤師の転職体験談|なぜ製薬会社を目指した?
学生時代から企業で働く希望があった
Oさんは大学時代から、企業で品質管理や研究に携わりたいと考えていました。
しかし、当時通っていた予備校からの紹介もあり、最初は病院へ入職。
その後は3つの病院で経験を積みました。
病院薬剤師としてキャリアを重ねても、「企業で働きたい」という気持ちは残り続けていたとされています。
39歳になり40歳を目前にしたことで、
「最後に一度だけでも挑戦したい」
という思いから転職活動を始めました。
年収より後悔しないキャリアを優先
転職後の年収は50万円下がっています。
それでも企業への転職を選んだ点は、この事例で特に重要です。
転職では、
- 年収
- 休日
- 勤務時間
- 通勤
- 仕事内容
- 将来のキャリア
のすべてが良くなるとは限りません。
何かを優先すると、別の条件を譲る必要が出るケースもあります。
Oさんの場合は、年収より企業で働くというキャリアを優先したと考えられます。
39歳未経験で企業転職は簡単だった?
企業未経験の39歳は厳しい条件だった
この39歳女性薬剤師の転職体験談では、39歳・企業未経験という条件は「非常に厳しい」と説明されています。
さらに、当初のOさんには別の課題もありました。
「企業で働きたい」という熱意は強かったものの、
企業で具体的に何をしたいのかが明確になっていなかったのです。
企業求人は薬局や病院と比べて数が限られます。
そのため、
「とにかく企業へ行きたい」
だけでは選考を通過するのが難しくなります。
希望職種を具体化する必要があった
最初は比較的応募の間口が広いDIなども提案されたものの、Oさんは生産管理や研究を希望していました。
そこで担当者と相談しながら、企業転職に必要な準備を始めます。
重要なのは、
企業に行くこと自体ではなく、企業で何をしたいのかを明確にしたこと
です。
企業転職を考えている薬剤師も、
- なぜ病院や薬局ではダメなのか
- なぜ企業なのか
- 企業で何をしたいのか
- これまでの経験をどう生かせるか
まで説明できるようにしておく必要があります。
実際の転職活動はどう進んだ?
最初の2週間は職務経歴書と面接対策を徹底
Oさんがマイナビ薬剤師へ登録したのは7月でした。
まず約2週間、職務経歴書の添削と面接対策を集中的に実施しています。
最初の2週間は、1日に数回メールや電話で連絡を取る日もあったとされています。
職務経歴書も何度も書き直しました。
病院勤務を続けながら転職準備を進めていたため、簡単な活動ではありません。
面接対策も繰り返した
職務経歴書だけではなく、企業担当者からの意見をもとに電話で面接対策も行っています。
公開事例では、担当者から厳しい指摘を受けることもあったとされています。
それでもOさんはアドバイスを受け入れ、改善を続けました。
結果として、短期間で企業選考へ進めるレベルまで準備を整えています。
不採用が続いても転職を続けた結果は?
最初の5社では内定が出なかった
企業の選考には時間がかかります。
Oさんも順調に決まったわけではありません。
公開されている転職スケジュールでは、
- 書類選考で3社不採用
- 面接で2社不採用
となっています。
つまり、最初の5社では内定を得られませんでした。
ここで転職活動をやめていれば、製薬会社への転職は実現していません。
6社目の製薬会社で内定
その後も職務経歴書の修正や面接対策を続け、9月下旬に6社目となる製薬会社へ応募。
その会社から内定を獲得しました。
採用された仕事内容は、Oさんが希望していた生産管理でした。
勤務地や年収もほぼ希望どおりだったとされています。
「未経験だから無理」と1〜2社で諦めなかったことが、この転職の大きなポイントです。
転職活動にはどのくらいかかった?
登録から入社までは約6か月
転職活動の流れは次のとおりです。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2017年7月 | マイナビ薬剤師へ登録 |
| 7月 | 約2週間、職務経歴書・面接対策 |
| 8月 | 書類3社不採用、面接2社不採用 |
| 9月 | 6社目の製薬会社から内定 |
| 12月 | 病院を退職 |
| 2018年1月 | 製薬会社へ入社 |
公開事例では、転職活動にかかった期間は約6か月とされています。
企業転職は、薬局転職と比べて選考に時間がかかる場合があります。
特に未経験職種を目指す場合は、短期間で決まる前提にしないほうがいいでしょう。
39歳女性薬剤師の転職体験談の成功ポイントは?
1.企業で働きたいという希望を捨てなかった
Oさんは学生時代から企業勤務を希望していました。
39歳まで病院勤務だったからといって、完全に諦めるのではなく挑戦しています。
結果的に希望する製薬会社への転職につながりました。
2.書類と面接を何度も改善した
企業未経験という弱点をそのままにせず、
- 職務経歴書
- 志望動機
- 面接対策
を繰り返し改善しました。
企業転職では、薬剤師資格だけではなく、
自分の経験が企業でどう役立つのか説明する力
も重要です。
3.不採用でも次へ進んだ
5社で不採用になっても、6社目へ応募しています。
1社落ちただけで、
「39歳だから無理だった」
と判断しなかったことも大きなポイントです。
年収50万円ダウンでも転職成功といえる?
転職成功は年収だけでは決まらない
今回の転職では年収が、
500万円→450万円
となっています。
年間50万円の減収です。
月額に単純換算すると約4.2万円の差になります。
決して小さな金額ではありません。
しかしOさんは、長年希望していた製薬会社での仕事を選びました。
転職の目的がキャリアチェンジなら、
短期的な年収だけで成功・失敗を判断しない
という考え方も必要です。
同じように年収を下げてキャリアチェンジした事例として、
43歳男性薬剤師が年収を下げて職場環境を優先した事例も比較材料になります。
も参考になります。
30代後半の薬剤師が企業転職する前に確認したいこと
現在の条件と引き換えにできるか考える
企業転職を優先する場合、年収や勤務地などで妥協が必要になる可能性があります。
応募前に、
- 最低希望年収
- 希望勤務地
- 転勤の可否
- 希望職種
- 入社可能時期
- 今後のキャリア
を整理しておきましょう。
「企業なら何でもいい」は避ける
Oさんも当初は「企業で働きたい」という希望が漠然としていたことが課題でした。
これは企業転職を考える人にそのまま当てはまります。
たとえば企業系職種には、
- 品質管理
- 品質保証
- 薬事
- PV
- DI
- 学術
- MSL
- メディカルライター
などがあります。
仕事内容はそれぞれ違います。
自分がどの仕事をしたいのかまで絞ることが大切です。
企業へ転職した別事例は、
31歳女性薬剤師が調剤薬局から企業DI職へ転職した事例も参考になります。
も参考になります。
よくある質問
まとめ|39歳未経験でも6社目で製薬会社へ転職した事例
今回の39歳女性薬剤師の転職体験談では、Oさんが兵庫県の病院から製薬会社系職種へ転職しました。
転職前後は、
年収500万円→450万円、-50万円
です。
しかし、学生時代から希望していた企業勤務を実現しています。
今回の転職で特に参考になるのは、
- 39歳・企業未経験でも挑戦した
- 約2週間、書類と面接対策を集中して行った
- 書類選考3社・面接2社で不採用になった
- 6社目の製薬会社で内定した
- 約6か月かけて転職した
- 年収よりキャリアチェンジを優先した
という点です。
30代後半の転職では、「年齢的に遅い」と決めつけるより、何を実現したいのかを具体化することが重要です。
39歳女性薬剤師の転職体験談だけで結果を一般化せず、薬剤師転職で後悔しない7つの確認ポイントや、38歳女性が年収40万円アップした事例も比較してください。
参考・出典
※出典元では、利用者の特定を避けるため一部内容を変更して掲載している旨が記載されています。

